C.C.「ルルーシュ、お前に問おう」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

中編作品 (5784字)

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作品タグ: SS

??「……シュ、おい」

ルル「zzz…zzz……」

??「…きろ、……シュ」

ルル「ぅん、んん?」

??「起きろ…ルーシュ」

ルル「なんだ、煩いな…」

C.C.「起きろ、起きろ。ルルーシュ!」

ルル「C.C.か。こんな夜半にどうしたんだ」

C.C.「いいから起きろ。そして正座して私の話を聞いて懺悔しろ」

ルル「……?」

ルル「おいC.C.」

C.C.「なんだ?」

ルル「今、何時なのかお前は知っているか?」

C.C.「夜半2時を過ぎたくらいか」

ルル「なんだ、知っていたのか」

C.C.「時刻を把握できないほど寝惚けてはいない」

ルル「…それで、なんで俺はこんな時間に叩き起こされなければならない?」

C.C.「自分の胸に聞いてみろ」

ルル「…分からないから聞いているんだが」

C.C.「分からない。お前はそう言ったか」

ルル「ああ。お前が怒っている理由はおろか、現状の把握すら出来ていない」

C.C.「ほぅ…。『盗人猛々しい』とは、まさにこの事だな」

ルル「何やら凄い言われようだが、一体何の事だ」

C.C.「自分の胸に聞いてみろ。この助平が」

ルル「だから身に覚えが無いと言っているだろう」

C.C.「…本当に分からないのか?」

ルル「当たり前だ」

C.C.「ルルーシュ、お前は年齢的にも健全な男子と見受ける」

ルル「まぁ、確かにそれは否定できない事柄だな」

C.C.「だとすれば問題が一つ発生するだろう?」

ルル「そんな『してやったり』な顔をされても、俺にはいまいち理解しかねるのだが

C.C.「お前くらいの年頃が抱える悩み…それ即ち『性』の悩みだ」

ルル「一般的にはそうだろうな」

C.C.「お前も例外ではないだろう」

ルル「馬鹿を言うな。黒の騎士団や学業,生徒会役員などで俺はそれどころではない」

C.C.「…言い逃れは見苦しいぞ」

ルル「事実を元に意見を述べたまでだ、他意なぞあるはずがないだろう」

ルル「お前の言う『性』の悩みに関して、真意は分かりかねる」

C.C.「ふん」

ルル「しかして、お前が何かを訴えたいのだという事は理解できる」

C.C.「私が何について責めているかまだ分からんのか、このシスコンは…」

C.C.「ルルーシュ、私の目を見ろ」

ルル「…一体何なんだ」

C.C.「私のこの曇りなき眼を見ても無実だと誓えるか?」

ルル「胡散臭さで塗り固められた目を見ても、誓えることなど無いのだが」

C.C.「いちいち五月蝿いぞ、お前。黙って私の言うことに答えろ」

ルル「…夜中に人を叩き起こした奴の言う台詞とは思えない発言だな」

ルル「しかして、えらく質問の提起に時間をかけるな、C.C.」

C.C.「当然だろう?これは私にとって非常にデリケートな問題なんだ」

ルル「ほぅ、それは何なんだ?」

C.C.「デリケートな問題だと言っただろう?聞き質すためには尋問に時間をみっちりかけるつもりだぞ」

ルル「……おい、それはすぐに終わらない事なのか?」

C.C.「お前が白状すれば数分足らずで終わることだ」

ルル「…C.C.。俺は明日、中華連邦に飛ぶという予定を知っているだろう?」

C.C.「ああ、知っている」

ルル「そのために、明日は朝方の5時には起床しなくてはならないということも?」

C.C.「当然知っている」

ルル「他の国々との締結を結ぶための、非常に重要な会議ということもか?」

C.C.「当たり前だ」

ルル「それよりも大事な事だとでも言うつもりか?」

C.C.「フレイヤが今、私達の住まう場に着弾してもこの問題を解決するまで私は引くつもりは微塵たりとも無いぞ」

ルル「…よほど大事な問題だというわけか」

ルル「なぁ、C.C.」

C.C.「どうした?」

ルル「そろそろ俺に猜疑の目を向ける原因くらい教えてもいいんじゃないか?」

C.C.「……正直に答えるなら、教えてやろう」

ルル「答えるからさっさと話せ」

C.C.「神に誓うか?」

ルル「ああ、誓おう」

C.C.「ふん、ダウトだ」

ルル「…お前が誓えと言ったんだろ」

C.C.「私は神を信じていないからな。そんな存在するか否かも分からぬ神ごときに誓うなどとは愚の骨頂だ」

ルル「…お前が神を信じるか否かなんぞ、俺の知ったことではないだろうに」

ルル「ああ、もう二時半を過ぎてしまったじゃないか…」

C.C.「ほら、貴様がさっさと白状しないから刻一刻と時間は流れていくぞ」

ルル「…原因の9割5分2厘はお前にあるのを忘れるなよ」

ルル「しかして、お前がそこまで躍起になっているのは珍しいな」

C.C.「何度も言っているだろう。私にとっては大事なことなのだと」

ルル「失せ物でもあったのか?」

C.C.「ルルーシュ、お前……やっぱり犯人だったのか」

ルル「…何か失くしたんだな、お前」

C.C.「今の発言で確固たる犯人像が浮かんだ」

ルル「ほぅ」

C.C.「体型は痩せ型。髪は黒髪。年齢は10代後半」

ルル「あんな些細な一言でよくそこまで推理が廻るものだな」

C.C.「そいつは人に言えない秘密がある」

C.C.「例えば、仮面を被って世界的蜂起集団のリーダーに立っている。例えば、片目に絶対遵守のギアスを宿している。例えば、私の大事なものを盗んでいる」

ルル「見事な推理だ。思い当たる人物が強制的に一人になるのも素晴らしい」

C.C.「ふん、そんなに褒めるな」

ルル「秘かに濡れ衣まで被せているあたり、性質が悪い事この上ないぞ」

C.C.「なぁ、ルルーシュ」

ルル「その慈愛を含んだような目を止めろ」

C.C.「今ならまだ間に合うぞ」

ルル「何が間に合っていないのか分からないと言っているだろう」

C.C.「私も鬼じゃないから、今ここでお前が名乗り上げればお前のカードが破産する寸前までピザを注文する程度で罰は済ませるんだぞ?」

ルル「恐ろしすぎるな、それは」

C.C.「どうしても私の口から言わせたいのか?」

ルル「言ってくれなくては分からない事もある。特に今回は本当にサッパリなのでな」

C.C.「…仕方ない、か」

C.C.「ルルーシュ、お前に問おう」