渋谷凛「…プロデューサー、やる気あるの?」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:アイドルマスター

短編作品 (2191字)

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作品タグ: SS

P「…すまん」

凛「謝罪なんていらないからさ、結果を出してくれないかな」

P「いや、でもな」

凛「言い訳も聞きたくないよ」

P「次はがんばるからさ」

凛「そのセリフも…聞き飽きたよ」

P「そうか…すまない」

凛「こっちが本気でやってるんだからさ、中途半端な気持ちで臨まれると困るんだよね」

P「…」

橘ありす「あの二人、さっきから何やってるんですか?」

塩見周子「なんか指相撲やってるみたいだよー。Pさんが弱くて勝負にならないんだってさ」

ありす「渋谷さんが強すぎるだけでは…」

周子「まあねー」

P「なあ、凛」

凛「どうしたの…プロデューサー」

P「なんでさっきから俺の眉毛を抜き続けてるんだ…」

凛「何か問題でも…?」

P「問題しかないだろ」

凛「気にせず仕事続けてくれていいよ」

P「どう考えても無理だろ…そろそろ動いてもいいか」

凛「待って、まだ37本しか抜いてないから」

P「数えてたのかよ…!だいたい俺の眉毛を抜いてどうするんだよ」

凛「っ…女の子にそんなこと訊くなんて」

P「え?そんなデリケートな問題なのかこれ?」

凛「変態っ…」

P「どう考えても変態はお前だろ」

凛「ま、それも間違いではないかな」

P「さわやかな顔で開き直ってんじゃねえよ…それとな、凛」

凛「?」

P「その…なんだ、胸が当たってるというか何というか」

凛「そっか」

P「なんでそこはクールなんだよ」

凛「じゃあ…始めようか」

P「そんな大量のカイワレを抱えて何を始めるつもりだ…」

凛「ねえ、プロデューサー」

P「ん、どうした凛」

凛「カップラーメンばっかりじゃ体に悪いよ」

P「仕事中は時間が惜しいからな…ついこうなってしまうんだよなあ」

凛「そんなプロデューサーのために」

P「お?」

凛「栄養のあるものを持ってきた」

P「またカイワレじゃないだろうな」

凛「安心して、成長しない私じゃないから」スッ

P「スルメだよな?これどう見てもスルメだよな?」

凛「リンが1100mg含まれてるらしいよ」

P「一歩間違えたら嫌がらせだろこれ…」

P「そう言えばハナコの名前ってどうやって決めたんだ?」

凛「ん…家族でそれぞれ案を出しあって決めたよ」

P「ほうほう」

凛「まず弟が『ユキ』って案を出して」

P「うん」

凛「次にお父さんが『ハナコ』って」

P「平和な家庭だな」

凛「それからお母さんが『ペレストロイカ』」

P「…うん?」

凛「最後に私が…『コエンザイム』」

P(完全に遺伝じゃねえか…)

凛「結構揉めたよ」

P「そりゃそうだろ…」

凛「だいたい想像できると思うけど…『ハナコ』と『ペレストロイカ』の接戦だったよ」

P「うん、想像を遥かに越えてたよ」

P「サラセニア、っていう花を凛からもらったんだが」

ありす「良かったじゃないですか」

P「素直に喜ぶべきなんだろうけど…どういう意図があるのやら」

ありす「サラセニアについてタブレットで調べましょうか?」

P「おお、助かるよ」

ありす「えーっと…サラセニアの花言葉は、『ちょっと変人』?」

P「えっ…?」

ありす「Pさんが変人ってことなんじゃないかと思われます」

P「凛にだけは言われたくねえよ…」

ありす(『恋の憩い』という意味もあるらしいですが…そっちは黙っておきましょうか)

凛「プロデューサー…髪切った?」

P「おっ、よくわかったな」

凛「わかるよ…5mm切ったんだよね」

P「あ、ああ…」

凛「駅前の…時計台の前の美容室かな?」

P「あっ、合ってるよ…」

凛「ちなみに今日はギャツビーのヘアジェルを使ってるよね」

P「もうやだ怖い」

堀裕子「サイキック読心術…私以外にも使える人がいるなんて…!」

P「…なんで事務所で逆立ちしてるんだ、凛?」

凛「私の姿、どうかなプロデューサー…」

P「顔真っ赤じゃねえか」

凛「かわいい、かな…?」

P「『カワイイは作れる』とはよく聞くが、おそらく作り方を間違えていると思うぞ」

凛「そう、これじゃあなかったのね」

P「気づくの遅えよ」

凛「なかなか、難しいものだね」

P「その向上心だけは立派だと思うぞ。方向性はともかく」

凛「どうすればもっとかわいくなれるかな…Y字バランス?懸垂?」

P「なんで全部が器械体操関連なんだよ…まあ、たくさんいるファンの好みを把握するのは俺にも結構難しいよ」

凛「ファンじゃなくて」

P「?」

凛「プロデューサーの好みが知りたいな、なんて」

P「どういう意味だ?俺の好み?」

凛「わからない、かな」

凛「わからないなら」

凛「逆立ちでもしてみればいいよ」


おわり