C.C.「悪いな、よく聞こえなかった」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

長編作品 (12845字)

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作品タグ: SS

C.C.「私の聞き間違いでなければ、プレゼントと言ったか?」

ルル「ああ、その通りだ」

C.C.「誰への贈り物だ?」

ルル「お前にだ、C.C.」

C.C.「……」

C.C.「何をたくらんでいるんだ?」

ルル「たくらむ、だと?」

C.C.「ああ。お前が私にプレゼントなど怪しいすぎる」

ルル「どこが怪しい」

C.C.「強いて言えば全てだな」

ルル「……」

C.C.「さあ、言え。何をたくらんでいる」

ルル「いいかC.C.、俺は何もたくらんでなどいない」

C.C.「ほう? どうやってそれを証明する」

ルル「……なんだと?」

C.C.「お前が何もたくらんでいない証拠など、どこにもないだろう?」

ルル「……」

ルル「……もういい。お前にプレゼントをしようと思った俺が馬鹿だった」

C.C.「なんだ、すぐに諦めるとは張り合いが無いな」

ルル「ふん、一人で言っていろ」

C.C.「おやおや、負け惜しみとは情けないぞ」

ルル「……そうだな。では、お前にプレゼントするはずだった品は廃棄処分するよ」

C.C.「……」

C.C.「……まあ、待て」

ルル「待て? 何を待てと言うつもりだ」

C.C.「お前が私を罠にはめようとした品を廃棄するのをだ」

ルル「待つ理由が無い。そうだろうC.C.?」

C.C.「ただの暇つぶしだ。それで十分だろう」

ルル「……それもそうだな」

ゴソゴソッ

C.C.「……」ソワソワ

ルル「お前の趣味に合うかどうかはわからなかったが……」

C.C.「おいおい、お前のたくらみはもうバレているんだぞ」

ルル「――服を……プレゼントするつもりだったんだ」

キラキラキラキラッ

C.C.「な……中々のものを用意したんだな……」

ルル「当然だ。何せ、この俺がプレゼントするんだからな」

C.C.「……」

ルル「恐らく、このドレスのような服はお前に似合うだろうと思っていた」

C.C.「……丁寧な刺繍だな。それに、フリルも綺麗なものだ」

ルル「だが、お前は受けとることを拒否したんだ……C.C.」

C.C.「……」

ルル「だから、もうこの服には用がない。廃棄処分にする」

C.C.「……」

C.C.「もったいないとは思わないのか?」

ルル「何をだ?」

C.C.「これだけのものだ。手に入れるには苦労したんだろう?」

ルル「そうだな。特注品だし、苦労したといえばした」

C.C.「……ふむ、それほど苦労したのなら一度位は袖を通してm」

ルル「だが、着る物がいない服はただの布だ。そうだろう、C.C.」

C.C.「……そ、そうだな」

ルル「しかも、受け取ることさえ拒否された品だ」

C.C.「……」

ルル「そんないわくのついたものだったら……焼却するべきだ」

C.C.「!?」

ルル「お前もそう思うだろう、魔女」

C.C.「……さ、さあな」

ルル「俺は気にする方ではないが、騎士団でゲンをかつぐ者もいるだろう」

C.C.「いやいや、いないと思うぞ」

ルル「藤堂は気にする方だと思うが?」

C.C.「……まあ、それは……そうかもな」

ルル「だからこそ処分する! 輻射波動砲で塵も残さずだ!」

輻射波動「!?」

C.C.「おい、待てルルーシュ!?」

ルル「どうした。何をそんなに慌てている」

C.C.「何もそこまでする必要はないだろう?」

ルル「いいや、ここまでしなければ俺の納得がいかない」

C.C.「……この服を……」

キラキラキラキラッ

C.C.「……焼き尽くすのか」

C.C.「……とても良い服だな」

ルル「そうだな」

C.C.「……ふふっ、私も昔はこういったものを着ていたんだぞ?」

ルル「そうか」

C.C.「……だから……な、わかるだろうルルーシュ?」

ルル「――こんな気飽きている型の服に袖を通すつもりはないということか……!」

C.C.「待て、違う」

ルル「気休めはよせ!」

C.C.「おいおい、私がお前に気休めでも優しい言葉をかけるとでも?」

ルル「ああ……憎まれ口を叩きつつも、お前は優しいところがあるからな」

C.C.「そっ、そうか?」テレテレ

ルル「……だが、今はその優しさが俺を苦しめるんだ」

C.C.「……」

ルル「わかってくれ……C.C.」

C.C.「……」

C.C.「一体何をだ……」

ルル「……それに、今は丁度カレンが紅蓮の調整を行っている」

C.C.「何?」

ルル「用件を伝えれば快く引き受けてくれるだろう」

C.C.「……なあ、ルルーシュ。一度落ち着いて話し合おうj」

prrrr!prrrr!

ルル「――私だカレン。紅蓮の調整は順調に進んでいるか?」

カレン『る……ゼロ? はい、滞りなく』

C.C.「私の話を聞け、ルルーシュ!」

カレン『何か問題でも?』

ルル「そうだ」

カレン『!……何があったんですか?』

ルル「なに、C.C.にプレゼントをしようと思ったんだが――」

カレン『はえっ!? ちょっと、それってどういうこと!?……ですか!?』

ルル「――受け取りを拒否されてしまってな」