シンジ「2030年あけましておめでとう、アスカ」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:新世紀エヴァンゲリオン

長編作品 (11409字)

閲覧数:64 いいね:0

作品タグ: SS

※エヴァTV版の二次創作です。
※ネタバレ有り

アスカ「はいはい、おめでと。まあ28歳になって目新しいもんでもないけどね」コタツアッタカーイ

シンジ「除夜の鐘も鳴り終わったし、今年度の抱負とかお互いに作らない?」

アスカ「抱負?あんたはもっと料理の腕が良くなるようにでいいんじゃない?」

シンジ「確かに僕はまだまだ板前修行中の身だからね……じゃあアスカは?」

アスカ「うーんそうね……じゃあ大学の研究で有名サイエンス誌に載るような論文を一つ書き上げるわ」ミカンモグモグ

ピロリーン ピロリーン ピロリーン

シンジ「あっ、皆からのメールだ!あけおめメール忘れてた!」

ピロリーン ピロリーン ピロリーン

アスカ「私にも来たわね…ヒカリったら子供の写真添付してるわ。見て、鈴原と三人で並んでる」

シンジ「えっと…ケンスケとカヲル君からも来てる。トウジの添付写真全く同じ奴だ」

アスカ「しかしヒカリと鈴原、こうしてみると齢がちぐはぐでとても夫婦には見えないわね」

シンジ「僕らエヴァパイロットは齢をとらないからね」

アスカ「使徒との戦いで右足を切断したけど身体障害者枠で公務員になったのは悪運が強いというか」

シンジ「妹のサクラちゃんに土下座したことがあるんだよ実は」

アスカ「そうなんだ?それで?」

シンジ「そしたら『謝らんといてください、シンジさんは地球を救った英雄なんですから』って怒られた」

アスカ「へー、まあアタシも英雄の一人なんだけどな」

シンジ「アスカが精神汚染を受けた時はどうなることかと思ったけど無事回復して良かったよ」

アスカ「ふふん!エヴァの中にママがいることが分かったからね!」

シンジ「エヴァはもう北極に永久封印されてるけど…母さんたちはずっと僕らを見守ってくれてるはずだよ」

アスカ「シンジのお母さんと言えば、レイがあなたのお母さんの複製体だとわかったときは私もびっくりしたわ」

シンジ「僕もびっくりしたよ…気になってた女の子が実は母さんのクローンだったなんて…」

アスカ「レイでいやらしい想像とかしてたんでしょ?背徳的ねえ」

シンジ「いやしてないよ!それに今ではレイは僕の可愛い妹だよ。それ以外の目では見てない」

アスカ「結局碇元司令と一緒に暮らすことになったんでしょ?お義母さんのリツコとうまくやれてるの?」

シンジ「うん、リツコさんはレイと仲良く暮らせてるようだし本当に幸せそうだよ」

アスカ「あーあ、私も早くウェディングドレス着たいなー」チラッチラッ

シンジ「え?アスカ結婚願望あるの?」

アスカ「まあ人並みにね、いくら外見が14歳だからってもうアラサーなんだしそろそろかなーって」テレテレ

シンジ「…誰か相手いるの?」

アスカ「な!そんなのいないわよ!バカシンジ!」バンッバンッ

シンジ「痛い痛い!クッションで叩かないでよ!」

ピンポーン

アスカ「誰か来たわねこんな深夜に」

シンジ「僕が出るよ、はーい今出ます!」カチッ

ミサト「はーいシンちゃん、アスカ、ハッピーニューイヤー♪」シュイン

シンジ「ああミサトさんでしたか、あけましておめでとうございます」

アスカ「ちょっと、今深夜よ?」

ミサト「別にいいじゃない隣同士で声まる聞こえなんだから、これから家族で第三新東京神宮に初詣行くんだけど一緒に行かない?」

リョウジ「よっ、あけましておめでとう。ほら、コトノも挨拶しな」

コトノ「シンジお兄ちゃん、アスカお姉ちゃん、あけましておめでとうございます」

シンジ「へーコトノちゃん振袖に着替えたんだね」

アスカ「それにしても段々ミサトそっくりになってきてるわね」

ミサト「まーそりゃ母娘だからね、普通娘は父親に似るとか言われてるんだけどねー」


夜の道

シンジ「コトノちゃんも今年中学生か、時が経つのは速いなー」

アスカ「やだシンジ、その言い回しおっさんくさいわよ」

シンジ「もう28だからね…もうすぐ初めて会った時のミサトさんの齢になるよ」

コトノ「確かシンジさんたちが地球を救った年ですよね?」

アスカ「そうよ、あの時一度あなたのお父さんが殺されたように見せかけて失踪してた時期があってね」

リョウジ「ははは、懐かしいな」

シンジ「あの時のミサトさんは大変だったんだよ、わんわん泣くわ美味しい料理食べても塞ぎ込むわで」

ミサト「ちょっとシンちゃん!娘の前でやめてよ恥ずかしいでしょ!」

アスカ「それでね、全てが終わってひょっこりと顔を出してね、いつものように手を挙げて『よっ』とか言っちゃって」

シンジ「確かそのあとすぐ結婚したんだよね」

リョウジ「まあ俺なりの演出だったわけさ、負ける戦いは嫌いなんでね」

ミサト「…今それを掘り返さないでくれる?」

コトノ「へーお母さんの大恋愛かー、いいなー」

リョウジ「コトノも好きな男の子ができればわかるさ」

コトノ「え…うん、わかった」

アスカ「!」ピーン

シンジ「あれ、アスカどうしたの?急に手なんか繋いで」

アスカ「うっさい!夜道が危険だからあたしが手を繋いでやってんのよ!バカシンジはとろいからね!」

シンジ「あれ?あそこにいるのはレイだ!おーいレイ!」

レイ「…あ…お兄ちゃん」

シンジ「どうしたんだ一人で?父さんと義母さんは?」

レイ「…はぐれたの…GPSでも座標が曖昧でわからないの…」

アスカ「どうせ娘をほっておいてしっぽりやってるんでしょ」

シンジ「コトノちゃんの前でそんな言葉を使わないでよ!」

ミサト「じゃあリツコには私が連絡しておくわ、ライングループだし。私たちと一緒に初詣に行きましょ」

レイ「…わかりました、作戦部長」

アスカ「おお、なっつかしー響き!」


人が並んでる神社の境内

レイ「…作戦部長は教師の仕事どうですか?」

ミサト「私?そこそこ順調よ、30代から大学行きなおしたんで結構ブランクあったけど」

ピロリーン

ミサト「あれ?ラインだわ、おーマヤからだわ!懐かしー!」

シンジ「え?マヤさん第三新東京市にいるんですか?」

ミサト「そうみたいね、リツコがここで会う約束をしてたんだって。年末にネルフ退役尉官同窓会が行われてたって聞いたけど、私も行きたかったなー」

ピロリーン ピロリーン

ミサト「おお日向君に青葉君も!!え?日向君もう子供が三人いるの?」

シンジ「へー!見せてくださいよミサトさん!」

アスカ「ちょっとずるいー!私にも見せてよ!」

コトノ「ネルフってとても仲のいい組織だったんですね」ニコニコ

レイ(…そうでもなかったけど)

チャリーン

シンジ(えっと…お金を投げ入れて)

ジャランジャラン

シンジ(二礼二拍手一礼…と)

シンジ(今年こそアスカの我儘が直りますように…)

アスカ(今年こそシンジがプロポーズしてくれますように…)

レイ(…この平和がいつまでも続きますように…)

ミサト(今年もお酒がたらふく飲めますように…)

リョウジ(ミサトの料理の腕が上達しますように…)

コトノ(いつまでも家族仲良く暮らせますように…あと、ちょっとでいいからシンジさんが振り向いてくれますように…)

アスカ「さてお参りも終わったし甘酒飲んでおみくじひくわよ!あと屋台のベビーカステラ買ってきて!」

シンジ「もうすっかり日本人だねアスカ」