レッド「待っていたよ、最強のポケモントレーナー」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:ポケットモンスター

長編作品 (14854字)

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作品タグ: SS

ポケモンリーグ イッシュ大会

サトシ「いけっ、ピカチュウ! エレキボール!」

実況「やりました! メガルカリオを倒し今大会でも優勝を収めたのは――」

実況「マサラタウンからやってきたサトシ選手――――っ!」

ワアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!

サトシ「ついに……やり遂げたんだ……」

サトシ「時間はかかったけれど……ついに……」

サトシ「イッシュリーグも、制覇した!」

ピカチュウ「ピッカー!」

カスミ「やったわね、サトシ」

タケシ「もう到底、及ばないところまでやってきたんだな」

ハルカ「5大会連続優勝かも!」

マサト「次はカロスリーグかな!?」

ヒカリ「少し、休ませたほうがいいわ」

デント「そうだね、ここのところサトシは戦いっぱなしだ、バッドテイストだよ」

アイリス「マサラタウンでゆっくり休んだほうがいいんじゃないかしら」

シゲル「リーグも物足りなくなってきたな……そうだろ? サトシ。次のお前の目標は……」

サトシ「みんな、それぞれ遠くからありがとう」

サトシ「わざわざ集まってくれたのは、みんなに知らせがあるからなんだ」

ヒカリ「知らせ?」

マサト「今度はカロスリーグに行くんでしょう?」

サトシ「いいやマサト。俺はこれからシロガネ山に行く」

シゲル「フッ」

カスミ「ま、まさかサトシ……」

タケシ「サトシ、妙なことを考えるのはよせ! あの人と戦うつもりなんだろ……?」

サトシ「ああ、そうだ」

ハルカ「無茶よ! いくらサトシでも、『あの人』には勝てないわ!」

サトシ「やってみなくちゃ、わからないさ」

ヒカリ「サトシ、やめて……」

マサト「『あの人』って誰なの?」

デント「遠く離れたイッシュにも、その噂は伝わっているよ」

アイリス「最強のポケモントレーナー、レッド……」

カスミ「シロガネ山にこもり、修行を続け、今は生死すらわからない伝説上の人物……」

サトシ「俺がこれまでリーグを勝ち抜いてきたのは、名声のためじゃない」

サトシ「俺が、俺だけが、レッドさんに伝えられることを伝えに行くんだ」

カスミ「それってまさか……」

シゲル「ごちゃごちゃうるさいな。行きたいなら行けっての」

タケシ「シゲル!」

シゲル「どうせ、心は決まっているんだろ?」

サトシ「ああ!」

サトシ「リザードン、行こう」

タケシ「サトシ……」

サトシ「必ず、戻ってくる」

ヒカリ「どうか、死なないで……」

サトシ「オーキド博士、送って欲しいポケモンがいます」

オーキド「うむ」

サトシ「ありがとうございます。この6体で行きます」

オーキド「サトシ……本当に行くのか?」

サトシ「ええ、決めましたから」

オーキド「このまま、彼と無縁に過ごしたっていい。君には名声も相棒も、君を好いてくれているたくさんの人もおるじゃろ」

サトシ「ええ。でも……俺は実力者である以前に、一人のポケモントレーナーです」

オーキド「……」

サトシ「行ってきます」


――数年前

レッド「僕は実力者である以前に、一人のポケモントレーナーです」

オーキド「わかっておる、だがこれ以上……」

レッド「オーキド博士、最初にもらったこいつ、強くなりましたよ。誰にも負けないくらいに」

オーキド「……つい先程、2人の少年が旅立っていったよ」

レッド「そうですか。いつか、バトルする時がやってくるかもしれませんね」

レッド「オーキド博士、感謝しています」

レッド「……エーフィを、頼みます」


――シロガネ山

サトシ「着いた」

ピカチュウ「ピカ」

サトシ「あそこに立っているポケモントレーナー」

サトシ「あれは間違いなく、最強の」

サトシ「ポケモントレーナー、レッド……」

サトシ「レッドさんですね」

レッド「……」

サトシ「あなたを、取り戻しに来ました」

レッド「待っていたよ、最強のポケモントレーナー」

サトシ「俺が?」

レッド「そうだろ? 5つのリーグを勝ち抜いた」

サトシ「……ええ」

レッド「懐かしいな、僕もお母さんに特製の帽子を作ってもらったよ」

サトシ「あなたは、みんなに愛されていました」

レッド「……はじめよう、おしゃべりは苦手だ」

サトシ「ええ。いけ、ピカチュウ!」

レッド「……」

サトシ          レッド
ピカチュウ        ピカチュウ
???          カビゴン
???          ラプラス
???          フシギバナ
???          リザードン
???          カメックス

レッド「いけ、ピカチュウ」

レッドのピカチュウ「ピカ!」

サトシ「ピカチュウ、10万ボルト!」

サトシのピカチュウ「ピ~カ~」バチバチ

レッド「ボルテッカー」

レッドのピカチュウ「ピカ!」ドンッ

サトシのピカチュウ「ピッ!」

サトシ「ピカチュウ!」

サトシのピカチュウ「ピッ、ピッ、ピッ……」ゼエゼエ

サトシ「休んでくれ、ピカチュウ!」

サトシ「一撃でこの威力……やっぱり強い!」

サトシ「電気タイプには地面タイプだ! 行けっドンファン!」

ドンファン「ドーン!」

レッド「……」

サトシ「ドンファン、じしんだ!」

ドンファン「ドオオオォォォォン!!」