悟空「ベジータ、一瞬で5億年分の修行ができる空間があるんだ」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:ドラゴンボール

長編作品 (10543字)

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作品タグ: SS

チチ「悟空さ!もう我慢ならねえだ!いい加減にまともに働いてくれろ!」

悟空「オラ修行で忙し・・・」

チチ「悟空さ!!悟空さの食費だけで毎月幾らかかってると思うだ!!おっ父の財産ももう無くなっちまっただよ!!」

悟空「・・・」


ピッコロ「で、俺のところに来たと」

悟空「悪いなピッコロ。チョットでいいからさ、カネ貸してくれねえか」

悟飯「お、お父さん・・・」

ピッコロ「人間どものカネなど、俺が持っているはずがないだろう」

悟空「どうすっかな~・・・このままじゃ、チチに許してもらえねえぞ・・・」

ピッコロ「まともに働いたらどうだ」

悟空「アハハ、オラはそういうの向いてねえ」

ピッコロ「・・・」 悟飯「・・・」

悟空「よし、ドラゴンボールでなんとかすっか!!」

ピッコロ「ま、待て!!そんなことで大切なドラゴンボールを使うなっ」

ピッコロ「オレにいい考えがある」


――神殿

デンデ「あっ!!悟空さん、悟飯さん。今日はどうしたんですか?」

悟空「へへへ・・・オラ、カネがチョット・・・」

デンデ「え?」

ピッコロ「かくかくしかじか・・・というわけだ」

デンデ「そ、そうでしたか・・・それで、どうしてここに? ここにはお金になるようなものなんて・・・」

ピッコロ「・・・神の持ち物に、五億年ボタンというものがあったはずだ」

デンデ「え? あるんですか?」

ピッコロ「あるはずだ」

ポポ「ある。あるけどダメ。アレ危険なもの。神様、封印した。」

デンデ「封印?」

ポポ「神様、ドラゴンボール創るのに、いっぱい実験した。五億年ボタン、そのひとつ。でも失敗作。」

悟空「なあピッコロ、オラはボタンじゃなくてカネが欲しいんだけど」

悟飯「ピッコロさん、五億年ボタンってなんなんですか?」

ピッコロ「よし、説明してやろう。五億年ボタンというのはだな」

・ボタンを押すと百万ゼニーがでてくる。

悟空「オラそれやる!!やるぞ!!」

ピッコロ「ま、待て!!最後まで話を聞けっ!!」

・ボタンを押すと、押した人間の精神だけが何も無い空間に飛ばされる。そこからは五億年が経過しなければ出ることはできない。

悟空「五億年もかかるんじゃ意味ねえぞ、チチが死んじまう。それに、何もねえところじゃ、オラ腹が減っちまう」

ピッコロ「実際に経過する時間は一秒もかからん。精神と時の部屋のようなものだ。」

ピッコロ「飛ばされるのは精神だけだ。餓死などの心配もない」

・ボタンは何度でも押せる。

・ボタンを押したあとの空間から現実の世界に戻ってくる際に、五億年ぶんの記憶は消される。

ピッコロ「仮に五億年の孤独に精神が耐えられなくなっていても、こちらに戻ってくる瞬間にリセットされるというわけだ」

ピッコロ「本人の感覚的には、ボタンを押して、一秒後に百万ゼニーがでてくる。・・・そんな感じだろうな」

悟飯「ピッコロさん。その『何も無いところ』には、ボクたちみんなで行けるんですか?」

ピッコロ「いや、ボタンを押した本人だけ。一人だけだ。」

デンデ「な、なんだか恐ろしいですね・・・五億年もの間、そんな場所で一人きりだなんて・・・」

ピッコロ「ああ、普通の人間なら耐えられんだろうな」

ポポ「神様、ドラゴンボール創るのに人間の欲望が知りたかった。五億年ボタン、それ調べるのに創った。でも・・・」

デンデ「でも?」

ポポ「五億年ボタン、あまりに残酷。神様、後悔した。それで封印した。」

悟空「でぇじょぶでぇじょぶ。オラなら五億年くらい平気だって!!」

悟飯「あの、お父さん・・・五億年がどれぐらいか知ってるの?」

悟空「オラ難しいことは知らねえけど、五億年くらいならすぐだろ? たぶん、五年とチョットくらいじゃねえか?」

悟飯「ぜ、全然違う・・・」

悟空「いいからさ、とりあえず試しに押してみねえか?ミスター・ポポ!!そのなんとかボタン持ってきてくれ!」

ポポ「ダ、ダメ・・・神様との約束・・・」

悟空「いいからいいから。な、チョットだけだって!!一回だけ、一回だけだからさ!!」

ポポ「ポポ、どんなことになっても責任持てない・・・」

悟飯「お父さん、やめようよ・・・ボク、なんだかイヤな予感がする・・・」

悟空「でぇじょぶでぇじょぶ。おめぇは心配性なんだって。だいたい、ここでやめちまってどうすんだ?手ぶらで帰ったら、まーたチチにどやされっぞ」

悟飯「で、でも・・・」

悟空「しょうがねえなあ」

シュンっ!!

ベジータ「なっ!?」

悟空「へへへ・・・悪いな、ベジータ」

ベジータ「こ、この・・・いきなりこんなところに連れてきやがって・・・」

悟空「ブルマとデートの最中だったのに悪いことしちまったな。ハハハ、悪い悪い」

ベジータ「貴ッ様ぁぁぁ!!」

悟空「ところでベジータ。一瞬で五億年ぶんの修行ができる空間があるんだ」

ピッコロ「!」悟飯「!」デンデ「!」

ベジータ「フン。精神と時の部屋か、あんなもの・・・」

悟空「いや、もっとすげーところだ。行ってみたくねえか?」

ベジータ「・・・お前は行ったのか?」

悟空「えっ?」

ベジータ「そのすごいところとやらに、お前は行ったのかと訊いている」

悟空「オ、オラ? オラは・・・オラはその・・・ええと・・・」

ベジータ「どうにも胡散臭いな。俺は帰るぞ。ブルマのやつの買い物に付き合わされてるんでな」

ドヒュウ!!

悟空「ベジータのやつ、行っちまった」

悟空「やっぱりオラが押すしかねえな・・・ポポ!!持ってきてくれ!!」

ポポ「・・・五億年ボタン、持ってきた。でも、押すのよくない」

悟飯「お父さん・・・」

悟空「おっ、これか~・・・意外に小せえんだな」

ポポ「ここのボタン押す。すると、ここの引き出しからお金でてくる。」

悟空「よ~し、じゃ、いっちょやってみっか!!」

悟空「お父さん!!」

ピッコロ「お、おい、孫、本当に押すつもりなのか?」

悟空「ピッコロまでなに言ってんだ。
いい考えがあるってこれを教えてくれたのは、おめぇじゃねえか」

ピッコロ「それはそうだが・・・」

悟空「これでチチに怒られねえですむぞ。悟飯!おめぇにも何か買ってやるからな!」

悟空「ポチッと」


悟空「あれ、なんともねえぞ」

五億年ボタン「ジャキーン!!」

【百万ゼニー】

悟空「!」悟飯「!」ピッコロ「!」デンデ「!」ポポ「!」

デンデ「ほ、ほんとに・・・でてきた・・・」

ピッコロ「ウ、ウム・・・」

悟飯「お、お父さん!!大丈夫?」

悟空「おいピッコロ!!五億年はどうなったんだ?」

ピッコロ「体感的には一瞬と言っただろう」