士郎「最近、セイバーたちが居間でよく居眠りしてるんだよな」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:Fate

長編作品 (19392字)

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作品タグ: SS

リビング

セイバー「先日、不覚にも居間で睡魔に襲われまして、居眠りをしてしまいました」

ライダー「あなた、それでもサーヴァントですか?」

セイバー「そのとき衛宮邸に危険はありませんでしたから、問題ありません」

ライダー「そういうことではないのですが」

セイバー「ふと、体が浮き上がるような気がしたので目を開けて見ると、シロウが私を抱いていたのです」

ライダー「……!」

セイバー「寝室に運ぼうとしてくれたようなのですが、羞恥心からシロウには強い言葉を使ってしまって」

ライダー「……ああ、そうですか」

セイバー「すぐに謝罪はしたのですが、シロウは気を悪くしていないか心配で……」

ライダー「いいですね。小柄な人は。そういうことをしてもらえるのですから」

セイバー「騎士としては恥ずべきことです。負傷もしていないのに抱き上げられるというのは」

ライダー「それで、貴方はどのように眠っていたのですか?」

セイバー「どのようにというのは?」

ライダー「そのときの状況に決まっているではありませんか」

セイバー「あのときは少し気を緩めていましたので……。テーブルに突っ伏して眠っていました」

ライダー「それで、シロウが帰ってきて、貴方を抱き上げたと?」

セイバー「そういうことになりますね」

ライダー「……」

セイバー「どうかしましたか?」

ライダー「いえ、貴方はやはり少し抜けていると思いまして」

セイバー「む。いくら同居の仲とはいえ、聞き捨てなりません」

ライダー「失礼しました」

セイバー「そろそろ見回りの時間ですね」

ライダー「お気をつけて」

セイバー「衛宮邸の平和は私が守りますから」キリッ

ライダー「お願いします」

ライダー「……」

士郎「ただいまー」ガラッ

ライダー「……」

士郎「ライダー? 寝てるのか?」ユサユサ

ライダー「……」

士郎「珍しいな。ライダーが居眠りなんて……」

ライダー「……」

士郎「……」

ライダー「……」ドキドキ

セイバー「――お帰りなさい、シロウ」

士郎「セイバー。見回りご苦労さま」

セイバー「いえ、これが私の務めですから」

士郎「それよりライダーが――」

ライダー「おかえりなさい、セイバー、シロウ」

士郎「あれ? ライダー、起きてたのか?」

ライダー「はい」

士郎「なんだ、てっきり居眠りをしてるもんだと」

ライダー「セイバーのように睡眠は必要ということでもありませんので」

セイバー「なんですか、それは」

士郎「まぁまぁ。それじゃ、俺は夕食の準備をするから」

セイバー「お願いします」

ライダー「……」

セイバー「……寝ていたのですか?」

ライダー「何を言い出すのですか? そんなことあるわけがないでしょう」

セイバー「そうですね。貴女に限ってそのような失態を犯すとは思えません」

ライダー「はい」

セイバー「では……私は……」

ライダー「セイバー? 何の真似ですか?」

セイバー「すぅ……すぅ……」

ライダー「……」

士郎「そうだ。セイバー、今日のおかず――あれ?」

セイバー「すぅ……すぅ……」

ライダー「シロウ……」

士郎「なんだ、寝ちゃったのか、セイバー」

ライダー「いえ、起きていると思います」

士郎「セイバー? 起きてるのか?」

セイバー「すぅ……すぅ……」

士郎「見回りで疲れたのかな?」

ライダー「そんなはずは……」

士郎「ここで寝かしとくわけにもいかないし……よっと」グイッ

ライダー「あ……」

士郎「セイバーを寝室に運んでくる」

セイバー「すぅ……すぅ……」ギュッ

ライダー「はい……」

士郎「そういえば、前もセイバーは居間で寝てたよな。疲れが溜まってるのか……?」

士郎「――さてと、メシの準備するか」

ライダー「シロウ」

士郎「どうした?」

ライダー「彼女を抱き上げて寝室に運ぶ必要性があるのでしょうか?」

士郎「いや、セイバーが恥ずかしい思いをするだろ? 遠坂とかに見つかったら何を言われるか分からないし」

ライダー「その場で起こしてしまえばいいのでは?」

士郎「気持ちよさそうに寝ている女の子をわざわざ起こすのは気が引けるからな」

ライダー「……そうですか」

士郎「ああ、そうだ。なにか夕食のメニューで希望があったら言ってくれ」

ライダー「いえ、ありません」

士郎「そっか。なら、少し待っててくれ」

ライダー「はい」

士郎「ふんふーん」

ライダー「……」

ライダー「……すぅ……すぅ……」

士郎「よっと」

ライダー「……すぅ……すぅ……」

ライダー「……」

ライダー「……」チラッ

桜「……」

ライダー「ひっ!!」ビクッ

桜「おはよう、ライダー」

ライダー「さ、サクラ……おかえりなさい……」

桜「どうしたの? アルバイトの疲れで眠たくなったの?」

ライダー「いえ……その……」

桜「まさかとは思うけど、居眠りして隙だらけアピールを先輩に……」

ライダー「滅相もありません。ほんの少し気を緩めてしまっただけです」

桜「そう。――せんぱぁーい。お手伝いしまーすっ」テテテッ