ハルヒ「キョン、シャミセンは元気?」キョン「ああ」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:涼宮ハルヒの憂鬱

長編作品 (18036字)

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作品タグ: SS

ハルヒ「本当でしょうね?」

キョン「どうして嘘をつかなきゃならん」

ハルヒ「イマイチ信用できないわ。日曜日、様子を見に行くから。あんたが我がSOS団専属役者のシャミセンを責任もって飼育しているのかをね」

キョン「なぁ」

ハルヒ「行くからね!!!」

キョン「映画撮り終えてから毎週来てるじゃねえか。もうお前が飼えよ。それなら毎週毎週俺ん家に来なくて済むぞ」

ハルヒ「……行くからね!!!」

キョン「分かった」


―日曜日―

妹「キョンくん、ハルにゃんだよー」

キョン(あいかわらず早いな。約束の30分前じゃねえか。格段に来る時間が早まっているな。最初は5分前ぐらいだったのに)

妹「さっき、覗き穴から見たら手鏡で髪の毛なおしてたけどー」

キョン「ふぅん」

キョン(人様の家に入る前は一応、身だしなみを整えているのか)

キョン「――おまたせ」ガチャ

ハルヒ「待ってないわよ。シャミセンは?」

キョン「まだ、俺の部屋で寝ていると思うが」

ハルヒ「ふぅん」

キョン「……入れよ」

ハルヒ「お邪魔します」

キョン「ほらよ」

ハルヒ「シャミセン、イジメにあってない?」

シャミセン「……」

キョン「今、飲み物持ってきてやる」

ハルヒ「すぐに帰るからいいわよ」

キョン「そうか?」

ハルヒ「でも、貰うものは貰うわ」

キョン「分かった」

キョン(いつも夕方までいるくせによくいうぜ)

ハルヒ「キョンにヒゲを抜かれたら、すぐにあたしにいうのよ?」

シャミセン「……」

キョン(やるとしたら、妹だな)

妹「あたしもあそぶー」

キョン「好きにしたらいいんじゃないか」

妹「わーい。じゃあ、あたしがハルにゃんにもっていくねー」

キョン「それはありがたい」

妹「よっと、いこっ。キョンくん」

キョン「ああ」

キョン(朝比奈さんぐらい大きくなれば、いや、少なくともミヨキチぐらいになってくれれば、トレイを持つ姿も様になるんだろうけどな)

妹「……」

キョン「どうした、早く入れよ」

妹「しーっ」

キョン(なんだ?)

ハルヒ『にゃんにゃんにゃーん』

キョン「……」

妹「ハルにゃん、いつもシャミに話しかけてるんだよー。話せるのかなぁー?」

キョン(それは知らなかったな……)

妹「ハルにゃーん」ガチャ

ハルヒ「あら、妹ちゃん。ちょっと、キョン。妹に持たせるなんて、正気?」キリッ

キョン「こいつが持ちたいって言うからだ。妹の自主性を尊重したまでだ」

ハルヒ「ふん。普段は下っ端だからって妹を顎で使うなんて、悲しくならないわけ?」

キョン「悪かったな」

妹「シャミーシャミー」

シャミセン「……」

ハルヒ「そうそう。シャミセンのためにいるだろうと思って、買って来たわよ」

キョン「何をだ?」

ハルヒ「猫缶よ。シャミセンもまっしぐらでしょ。たまたま目に付いたから買ってきたわけ」

キョン「いつも悪いな」

ハルヒ「たまたま目に付いたって言ったでしょ!!」

妹「にゃんにゃんにゃーん」

シャミセン「……」

ハルヒ「でも、少し太くなったんじゃない? きちんと運動させてる?」

キョン「外には出てるぞ。この前、雀を咥えてきたからな」

妹「あれすごかったよね。シャミセンの口元真っ赤になってて」

ハルヒ「いいじゃない。それでこそ、猫よ」

キョン「とりあえず猫缶を片付けておくか」

ハルヒ「なによ。今、食べさせてあげれば? お昼だし」

キョン「ストックがあるんだ。これはまた別の日に食べさせる」

ハルヒ「ふぅん。……別にあたしが買って来るのに」

妹「シャミーにゃんにゃん」

キョン(猫缶、溜まっていく一方だな。その内、俺が食べなきゃならんかもしれん)

シャミセン「……」

キョン「何か、クッキーあたりでも出しておくか?」

キョン(いや、昼間だしな……。いいか)

キョン「……」

キョン(盗み聞きする趣味はないが……。ハルヒのやつ、妹とはどんな会話を……)

ハルヒ『にゃんにゃんにゃーん』

妹『にゃーんにゃんにゃん?』

ハルヒ『フー!!』

キョン「……」

キョン(しかし、あれだな。妹は別にして、ハルヒはアレだからな。シャミセンと話していていると、長門のかけた魔法がとけてしまうかもしれん)

キョン(そうなったらヤバい。一応、ハルヒには話しかけないように言っておくか?)

キョン「……言えるわけ無いか。言ったら、ハルヒやつ、顔真っ赤にして怒るな」

ハルヒ『フー!!』

妹『にゃぁーん』

キョン「……」ガチャ

ハルヒ「にゃ……にゃんにゃん」

キョン「どうした、ハルヒ?」

ハルヒ「え? 中国の神の名前を呼んだだけよ? 問題ある?」

キョン「ないが」

妹「にゃんにゃんっ」

キョン「シャミセンと戯れるのはいいが、そろそろミヨキチとの約束じゃないのか?」

妹「そーだぁ、いかないと」テテテッ

キョン(やれやれ……)

ハルヒ「またね。妹ちゃん」

妹「うん!」

キョン「……」

ハルヒ「……ふぅ」

キョン「いつも妹の相手してくれているみたいだな」