ルルーシュ「捨てカレンか」カレン「くぅーん」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

長編作品 (22388字)

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作品タグ: SS

イカルガ艦内

ルルーシュ『我は皇帝ルルーシュ!!!世界よ!!我に従え!!!』キリッ

『オール・ハイル・ルルーシュ!!オール・ハイル・ルルーシュ!!!』

星刻「新皇帝ルルーシュか」

扇「世界はどうなるんだ……」

カレン「……ルルーシュ……」

カレン(貴方は今、どんな想いでその場にいるの?どうして何も言ってくれないの、ルルーシュ……)

カレン「……っ」

神楽耶「カレンさん……」

カレン(聞かなきゃ……!!ルルーシュの気持ちを……!!ルルーシュの考えを……!!)


数ヵ月後

玉城「おい、カレン!!そんな大きなダンボール持ってどこ行く気だよ!!」

カレン「アッシュフォード学園にルルーシュ皇帝が来る」

扇「それがどうした?」

カレン「ルルーシュのことを知るにはそこしかない」

神楽耶「ルルーシュ様は超合衆国の決議の場に姿を現すだけですわ」

カレン「私に考えがあります」

扇「会場までルルーシュを案内するのか?」

カレン「違います。それだけじゃきっとルルーシュは何も語ってくれないから……」

神楽耶「カレンさん……?」

カレン「私が聞かなきゃ……ルルーシュの気持ちを……」カキカキ

玉城「ダンボールに何書いてんだ……?」

アッシュフォード学園

ミレイ「今、皇帝ルルーシュが到着しました」

ルルーシュ「……」

リヴァル「ルルーシュ!!おい!!どうなってんだよぉ!!ルルーシュ!!」

ルルーシュ「……」

リヴァル「ルルーシュ!!!なんか言ってくれよ!!!」

ルルーシュ(そういえば、案内役はカレンだったな。どこに―――)

カレン「……」

ルルーシュ「……」

カレン「くぅーん」

ルルーシュ(拾ってください……だと……?)

カレン(気付いて……私の気持ちに……)

ルルーシュ(なんだ、これは。騎士団から追放されたのか……?)

カレン「ルルーシュ……」

ルルーシュ「捨てカレンか」

ミレイ「ただいま、ルルーシュ皇帝陛下は捨てカレンを見つめています」

リヴァル「カレン!!なんだよ!!その恰好は!!!おい!!誰か説明してくれよ!!!」

ミレイ「皇帝陛下はどのようなリアクションをとるのでしょうか。興味深いです」

カレン「……」

ルルーシュ「……」

カレン(ルルーシュ……私は真剣なんだ!!)

ルルーシュ(この場でこれだけのことをするということはそれなりの覚悟がなければできないな……。しかし、拾ってしまえば最後まで責任を取らないといけない)

カレン(私はルルーシュの気持ちを知りたいんだ!!)

ルルーシュ(ここは無視がいいな……)

ルルーシュ「……」プイッ

カレン「……!!」

ミレイ「ルルーシュ皇帝はダンボールに入った捨てカレンを無視しました。流石は悪虐皇帝ルルーシュです」

カレン「待って!!」

ルルーシュ「……」

カレン「くぅん」

ルルーシュ「……可愛くないんだよ」

カレン「……」

ルルーシュ(悪いな、カレン)

ミレイ「おーっと。ここで皇帝陛下らしい辛辣な言葉です。これはもう捨てカレン、為す術がない」

ルルーシュ「……」スタスタ

カレン(ルルーシュ……そんな……)

ルルーシュ(確か会場は体育館だったな……。急ぐか)

リヴァル「ルルーシュ!!拾ってやれよ!!!可哀相だろぉ!!!」

カレン(私はまだ諦めないからね、ルルーシュ……)


会場

ルルーシュ「皇神楽耶様。ご機嫌如何ですか?」

神楽耶「……貴方のことは承知しておりますわ。対策として障壁を設けさせていただきます」

ルルーシュ「―――これはこれは。随分な扱いですね」

神楽耶『申し訳ありません』

ルルーシュ(ふん。各モニターに要人どもが映っている。すぐにその間抜け面を驚嘆の色に変えてや―――)

カレン『くぅん』

ルルーシュ「カレン!?」

ルルーシュ(馬鹿な……。先ほど放置してきたはず……!!何故、モニターに映っている!?)

神楽耶『ブリタニア帝国の超合衆国加盟あたり、ルルーシュ様には一つお願いがございます』

ルルーシュ「……な、なんでしょうか?」

神楽耶『そこに映っている、捨てカレンを拾ってください』

ルルーシュ「な……!?」

カレン『くぅーん』

神楽耶『我々の条件はそれだけです』

ルルーシュ「そ、それだけ……?」

神楽耶『はい』

ルルーシュ「ご冗談を。破格過ぎますね」

神楽耶『なら、拾ってもらえるのですね?』

ルルーシュ(狙いはなんだ……こんなふざけた決議があってたまるか……!!)

神楽耶(ルルーシュ様のこと。恐らく加盟する気はなく、ここで我々と敵対するのが目的なだけ。ならば、カレンさんという私たちの内通者を送り込むことぐらいはしなければ……)

カレン(ルルーシュ。拾って)

ルルーシュ「本気ですね?」

神楽耶『はい』

ルルーシュ「ならば、拾う前にこちらの条件を提示しましょうか」

神楽耶『なりません』

ルルーシュ「なに!?」

神楽耶『まずは拾うことをここで宣誓してください』

ルルーシュ「随分と必死ですね。目的はなんでしょうか……。堂々とスパイを送り込む気ですか?」

神楽耶『い、いえ……そそ、そんなことはあ、ありませんわ……』

ルルーシュ「……」

カレン『ルルゥーン』

ルルーシュ(だが、冷静に考えればカレンという貴重な戦力を……。いやいや。ダメだ。もうカレンを俺たちの事情に巻き込むわけにはいかない……!!いかないんだよ……!!)

ルルーシュ「……お断りします」

神楽耶『カレンさんを拾わないのなら、超合衆国への加盟は白紙ということになりますが』

ルルーシュ「そうですね。仕方ありません。交渉は決裂です」

神楽耶『残念ですわ……』

カレン『どうしてよ!!!拾ってよ!!!』