ルルーシュ「お前達に命じる、速やかに花嫁修業を開始せよ!」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

長編作品 (21954字)

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作品タグ: SS

―――斑鳩 ゼロ私室―――

C.C.「いきなり何を言い出すかな、坊や」

カレン「そうよ、花嫁修業なんて……そんなことより次の作戦考える方が先でしょ?」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ。これは必要な事だ」

カレン「はぁ? 団内でちゃんと役割分担出来てるんだからいいじゃない」

C.C.「面倒なのはゴメンだ、どうしてもというならワケを話せ」

ルルーシュ「いいだろう。全ての発端はC.C.、お前からの報告にある」

C.C.「……なんだと?」

C.C.「報告といったな、いつの事だ?」

ルルーシュ「俺が記憶を取り戻す前、つまりお前達の逃亡生活中の事だ」

カレン「あの報告なら特に問題ないはずでしょ、顛末はちゃんと……」

ルルーシュ「違う。俺が言っているのは、C.C.が別途報告した当時の生活状況だ」

カレン「C.C.、あんたそんな事まで伝えたわけ!?」

C.C.「私達が如何に苦労したか、この坊やに教えてやろうと思ってな」

ルルーシュ「苦労したというのはよくわかった。だがそれ以上に問題が浮き彫りになった」

ルルーシュ「C.C.。カレン。お前達には生活力が欠如している!!」

C.C.&カレン「「!!??」」

ルルーシュ「報告の内容によれば、逃亡生活中はお前達二人は姉妹という設定で組んで生活していたそうだが」

C.C.「その通り、病弱な美人の姉とそれを支える健気な妹という設定だな」

カレン「支えるどころかほとんどあたしがやってたけどね」

ルルーシュ「まずはそう、カレンが料理を担当していたとの事だが……この内容では問題がある」

カレン「な、何よ……これでもちゃんと作ってたわよ?」

ルルーシュ「どの口がいう!! カレー、カレー、カレー、たまにサンドイッチや焼き魚!! ほぼ同じメニューの繰り返しではないか!!!」

ルルーシュ「ハッキリいう、もし俺がパートナーなら確実に飽きて激怒する!!」

カレン「なっ……!」

C.C.「だからいっただろ。3日連続カレーを食わされる身にもなれ」

カレン「うっさいわねぇ! 毎日欠かさずピザ食ってるあんたにだけは言われたくないわよ!」

カレン「第一あんた、ご飯炊く事すらしようとしないじゃない!!」

C.C.「あのときも言わなかったか? やれば出来る子なんだぞ、私は」

カレン「ホントに何もやらない人がよくいうわよ……」

ルルーシュ「代わり映えのしない食卓というのはストレスの一因ともなる。栄養バランスだって偏るしな」

カレン「ルルーシュ、あんた知らないの? カレーは寝かせて3日目からもっと美味しくなるのよ~?」

ルルーシュ「だったら寝かせてる間別のものを食べればいい。何か反論はあるか?」

カレン「」

C.C.「くくっ、残念だったなぁカレン?」

ルルーシュ「さてカレンばかり攻めるわけにはいかん。次はC.C.、お前だ」

C.C.「いい度胸だな童貞。この私に文句があると?」

ルルーシュ「むしろ生活態度については文句しかないといえるがな」

C.C.「気に入らんな。聞いてやるから言ってみろ」

ルルーシュ「いうまでもないだろう。カレンが言ったように何もしてないのであれば論外だ」

ルルーシュ「共同生活において両者の連携は不可欠だ。それを片方にのみ依存するのであればそこに連携という言葉は存在しない」

C.C.「苦労が減るように私はピザを食べてたわけだが?」

カレン「ちょっと! あんたピザ食べてその上であたしの料理食べてたじゃない!」

ルルーシュ「……お前のピザ好きは俺も知っているが、さすがにそれは暴食が過ぎる」

C.C.「カレンの料理は正直上手くない。お口直しにピザは必須なんだ」

カレン「こっ、この女ぁぁぁ……っ!!」

ルルーシュ「カレンに全ての責を負わせようとするな。見苦しいぞC.C.」

C.C.「」

ルルーシュ「料理についての言及はひとまずとして、次は生活環境についてだ」

C.C.「ホテル暮らしだったわけだがな」

カレン「そうそう、その部屋拠点にしていろいろやったわね」

ルルーシュ「そうじゃない。住環境の状況、つまり部屋の整頓についてだ」

ルルーシュ「カレン、すまないが君のベッドの周りについてはC.C.から証拠写真を預かっている」

カレン「うぇっ!?」

ルルーシュ「見せてもらったがこれは酷いと言わざるを得ない」

ルルーシュ「資料程度ならいざ知らず、トレーニング器具、食べ物の容器や袋、衣服、ましてや下着まで散乱して……」

カレン「きゃあぁぁぁ~っ!! ダメ、見ないでよぉーっ!!」

カレン「C.C.!! あんた何勝手に人のプライベート空間撮ってるのよ!?」

C.C.「あまりにも目に余ったんでな。一緒に暮らしていて不愉快だったぞ」

C.C.「安心しろ、お前の着けてるピンクのブラを見てもルルーシュは邪な感情を起こさないから」

カレン「色まで言わなくていいわよぉっ!!」

ルルーシュ「(コホン)モノの内容はともかく、こんな寝るスペースを作るのも苦労するような状態ではマズいと言わざるを得ないだろう」

ルルーシュ「こんな状況では、密かに失くしてしまった大事な物もあったりするんじゃないか?」

カレン「うっ、うぅ……」

C.C.「そういえば失くしたと大騒ぎした事があったなぁ、ルルーシュのいい笑顔の写真とか」

カレン「ななな何言ってるのよC.C.ッ!!」

C.C.「確か調査報告書とかいう名目だったけ? あのブロマイド」クスクス

カレン「そっ、そうよ。あくまで報告書の資料よ、他意はないわ……」

ルルーシュ「俺のプライベートを撮られていたのは不愉快だが、必要な調査だったというならしょうがない」

カレン「(ホッ……)」

C.C.「珍しく寛大だな。これは明日は大雪か?」

ルルーシュ「黙れ。お前にも問題ありだぞC.C.」

C.C.「なんだと? 私をカレンと一緒にするなよ」

ルルーシュ「確かにお前のベッドの写真もおまけでつけられていたな。キレイにはしているようだ」

C.C.「当然だろう? 私はC.C.だぞ」

ルルーシュ「そう、『表面上は』……だがな」

C.C.「っ!?」

ルルーシュ「写真のスミに小さく見える、見覚えのある物体がある」

C.C.(コイツ、そんなところまで見ているのか!?)

ルルーシュ「それでは証人喚問の時間だ。カレン、この物体は何だ? 予想はつくがな」

C.C.「おいカレン、言うなよ。何も写ってない、そうだろう!?」

カレン「悪いわねC.C.? あたしには真実を伝える義務があるの。唯一の証人だもの」

C.C.「こ、コイツ……!!」

ルルーシュ「では証言者カレン、回答を」

C.C.「おいカレン!!」

カレン「えぇ、喜んで答えるわ。そのスミに写った物体は―――」

C.C.「わぁ~っ!! わー、わ゛~~~っ!!」

ルルーシュ「被告人は静粛にしていろ!!」

カレン「あなたの予想通り、ピザの空き箱よ!!」

ルルーシュ「やはりか。まぁ、簡単に予想できた事だがな」

カレン「毎日最低でも5箱はあったわね。奥に押し込められるように積み上げられてたわ」

C.C.「カレン、恨むぞお前……」

ルルーシュ「最低5箱とは、相変わらずひくぞお前」

C.C.「」

ルルーシュ「というように二人を比較して見ても、本質的な意味では両者とも整頓スキルは皆無といえる」

カレン(ぐっ……返す言葉がない……!)

C.C.「いいだろ、表面だけ取り繕っておけば。他の者が見る訳でもない」

ルルーシュ「現にこうして俺に見られた事をどう説明する?」

カレン「そうよ、第一見られる原因作ったのあんたじゃない!!」

C.C.「」