ナナリー「お兄様、私を叱ってください!!ルルーシュ「ナナリー…」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

長編作品 (18798字)

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作品タグ: SS

ルルーシュ「ナナリー、飲み物でもいるか?」

ナナリー「はい。丁度、喉が渇いたなぁって思っていました」

ルルーシュ「それはよかった。用意しよう」

ナナリー「そんな。お兄様」

ルルーシュ「いいから、俺にやらせてくれ」

ナナリー「はい」

シャーリー「ルルってナナちゃんにだけは優しいよね」

ミレイ「妹に嫉妬は恥ずかしいわよ?」

シャーリー「そんなんじゃありません!」

リヴァル「仲のいい兄妹じゃないか」

カレン「そうね……羨ましい……お兄ちゃん……」

スザク「……」

ルルーシュ「ん?……すいません。用事ができたのでこれで」

シャーリー「えー?サボりー?」

ルルーシュ「違う。急用だ」

ミレイ「何の用だぁ?」

ルルーシュ「秘密です」

リヴァル「まーただよ」

ルルーシュ「あとは任せる。それじゃあな、ナナリー?」

ナナリー「いってらっしゃい、お兄様」

カレン「どこに行ってるんだろう」

シャーリー「さぁ?どーせ、いけない場所でしょ」

ミレイ「もしかしてエ○チなところ?」

ニーナ「エ○チ……」

スザク「僕は違うと思う」

リヴァル「何が?」

スザク「ルルーシュは優しさを履き違えている」

ミレイ「突然どうしたの?」

スザク「ルルーシュはナナリーに優しい……。本当にそう思えますか?」

ミレイ「どう見ても優しいわよね?」

シャーリー「ナナちゃんのために炊事洗濯掃除までこなしてるんでしょ?」

リヴァル「主夫だよなぁ、ルルーシュって」

カレン「嫁に欲しいわね」

ニーナ「嫁って……」

スザク「でも、考えてみて欲しい。ナナリーがもし何不自由のない生活ができていれば……ルルーシュは今と同じように接するだろうか」

ミレイ「それは無いんじゃないかな?ナナリーだってそこまで付き纏われるのは嫌でしょ?」

ナナリー「え?いえ、別に……」

スザク「今のルルーシュは腫れ物を扱うようにナナリーに接しているだけじゃないか」

ナナリー「……」

シャーリー「カレン……」

カレン「なに?」

シャーリー「スザクくん、どれだけ失礼なこと言っているか分かってないみたいだし……。注意してあげて」

リヴァル「スザク、何が言いたいんだよ?」

スザク「ナナリー?」

ナナリー「何でしょうか?」

スザク「ルルーシュに怒られたことってあるかい?」

ナナリー「怒られたことですか?何度もあります」

スザク「何時頃の話?」

ナナリー「えっと……」

スザク「僕と出会う前かな?」

ナナリー「そ、そうです。よく走り回ってお兄様にご迷惑をかけていたので」

スザク「今の状態になってからは?」

ナナリー「……ありません」

スザク「やっぱりか」

カレン「どういうこと?」

スザク「本当に相手のことを想っているなら、叱るはずなんだ。どんなに愛していても、大切に想っていても」

ナナリー「叱る……」

シャーリー「そうかなぁ……。叱られるより優しくされたいけど」

ミレイ「私も。叱られるとヘコんじゃうし」

ニーナ「ミレイちゃんが?」

ミレイ「誰だって落ち込むでしょ?」

ニーナ「ミレイちゃんが?」

ミレイ「……」

カレン「でも、まぁ、スザクくんの言っていることは間違っていないと思うわ」

リヴァル「カレンも叱られたいって思うのか?」

カレン「ええ。好きな相手や尊敬している人からは叱責を受けたいわね」

シャーリー「どうして?マゾ?」

カレン「違うって。貶されることと怒られることは違うってこと」

スザク「そう。本当に大事な人だからこそ怒るんだ。関心の無い人に怒る人なんていないからね」

シャーリー「でもでも、いきなり怒鳴る人っているじゃない?電車とかで」

スザク「それは怒鳴った人が短気なだけだよ。そこに愛情なんてないから」

カレン「怒鳴られても大切にされているかどうかって不思議と分かるのよね……」

ナナリー「ですが、お兄様は私のことを愛しているといつも耳元で囁いてくれますよ?」

スザク「違うんだよ、ナナリー」

ナナリー「どうしてですか?スザクさん、お兄様の言葉が嘘だと言う事ですか?」

スザク「確かにそうした言葉を並べるのも良い事だと思う。だけど、全てを優しい台詞だけで収めてしまうのはいけないと思う」

ナナリー「それは……」

ミレイ「そうよねぇ……。叱って欲しいときってあるかも……」

シャーリー「よくわかりません」

カレン「例えば帰宅が夜遅くなったとするでしょ?」

シャーリー「え?うん」

カレン「それで何も言われないのと怒られるの、どっちがいいって話よ」

シャーリー「怒られるのも嫌だけど、何も言われないのは……寂しいかなぁ……」

カレン「でしょ?」

シャーリー「カレンもそういう経験あるの?」

カレン「うん。あるよ」

シャーリー「どんなの?」

ゼロ『カレン!!なんだこの報告書は!!!』

カレン『え?な、なにかまずかったですか?!』

ゼロ『状況がわかりにくい!!もっと完結に書けないのか!?』

カレン『す、すいません……』

ゼロ『全く……』

カレン『ゼロ……あの……』オロオロ

ゼロ『お前には期待しているのだからしっかりやってもらわないと困る……』

カレン『ゼロぉ……!!』

カレン「……えへへ……」

シャーリー「カレン?」

ナナリー「では、怒られない私は……お兄様に愛情を貰っていないということですか?」

スザク「本当の愛情ではないかな。残念だけど」

ナナリー「そんな……そんなこと……」