カレン「あなたにとって、私は何?」ゼロ「……!」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

長編作品 (21358字)

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作品タグ: SS

―――斑鳩 四号倉庫~例の場面―――

ルルーシュ(どうする!? KMFが邪魔だが扇達は無防備だ……バレないようにギアスを使えば、しかし……!!)

南「みんなお前を信じていたのに!!」

杉山「井上も吉田も、お前の為に死んだんだ!!」

カレン「待ってッ!! 一方的過ぎるわ、こんなの!!」

カレン「ゼロのおかげで私達、ここまで来られたんじゃない!! 彼の言い分も!!」

玉城「どけっ! カレン!!」

杉山「ゼロと一緒に死にたいのか!?」

南「まさかギアスにかかってるんじゃないよな!?」

カレン「……ッ……」

カレン「……答えて、ルルーシュ……あなたにとって、私は何……?」

ゼロ「……!」

ルルーシュ(…………な……何だろう……?)タラリ

カレン「私、あなたとなら……」

ルルーシュ(まずいぞ……何だと訊かれても具体的に何かなど考えた事がない!)※聞いてない

ルルーシュ(だがナナリーとシャーリーを喪い、C.C.も記憶喪失の今、俺にとって唯一残った大事な存在なのは間違いない)

ルルーシュ(だが『大事な存在』とは何だ? 具体性に欠ける……)

ルルーシュ(落ち着け、冷静に考えろ……間に合わせの答えではカレンの信頼を損ねる、それは避けねばならない)

ルルーシュ(この状況からして考える時間はあまりない……急ぎ検証せねばならない!)

カレン「ねぇ……」

ルルーシュ(鍵となるのはやはり先ほどのカレンの発言だ)※聞こえてない

ルルーシュ(『何?』と訊かれた以上は、抽象的なものではなく固有名詞としての答えだな……)

ルルーシュ(対人関係に置いて使われる固有名詞ともなれば膨大な数となる)

ルルーシュ(だがさっきカレンはゼロではなくルルーシュとしての俺に聞いてきたな)

ルルーシュ(加えてカレンは女性だ、これらを考慮すると150パターンほどに絞り込める! それならいける!!)

※現在ルルーシュはシュナイゼルの姿が目に入ってない

ルルーシュ(それはいいが今まさに撃たれんばかりのこの状況、正直思考回路がまともに働かない!!)

ルルーシュ(なんとかするには、なんとか……!!)

扇「何とか言ったらどうだ、ゼロ!!」

玉城「ゼロォ~ッ!! 間違いだって言ってくれよぉ~っ!!」

千葉「いい加減離れろ紅月!! お前まで巻き込むぞ!!」

カレン「……ねぇお願い、答えて!!」

ゼロ「……タイム!!」

一同「「「……は?」」」

カレン「え? あ、あの……タイムって、何?」

ゼロ「タイムはタイムだ、ちょっと待て!!」

藤堂「タイムなどといえる状況と思うのか!!」

ゼロ「ちぃ、頭でっかちどもめ……カレン、ちょっと耳貸せ!!」

カレン「えぇ? あ、はい……」


~ヒソヒソ話開始~

カレン「で、ホントに何?」

ゼロ「カレン、君はさっき俺に訊いたな? 『あなたにとって、私は何?』と。今それを考えてる」

カレン「はぁ!? ……じゃ、じゃあ……」

ゼロ「だから考える時間が欲しいんだ、そのためのタイムだ!!」

カレン「……そう、今になって考えるって事は……」

ゼロ「ん? ……なんだ?」

カレン「……私はあなたにとって、何でもなかったのね……」ウルッ

ゼロ「ほぁ!? 違う、間違っているぞカレン!!」ヒヤアセ

カレン「だって!! 訊かれてから考えるって事はそういう事でしょ!?」ナミダメ

ゼロ「えぇい聞け!! いいか、大事か嫌いかどうでもいいかの3択なら、間違いなく大事だ!! これはホントだ、本心だ!!」

カレン「……!!!!」

ゼロ「だがここで疑問なのが、大事な物といっても何だという事だ」

カレン「えぇ?」

ゼロ「例えば幼馴染という間柄があるだろう」

ゼロ「アレはあまりに距離が近すぎるために、いるのが当たり前になってしまう。だからどんな存在かという事を意識することも少ない」

ゼロ「俺が君に感じている想いはそんな感じだ、いるのが当たり前だけに何かと訊かれるとわからない!!」

カレン「いや、大事なものってだけで充分嬉しいんだけど」

ゼロ「ダメだ、君が納得しても俺は納得しない!! 俺にとって君は何か、自分でもその解が欲しい!!」

カレン「いいじゃない、私は大事に想ってもらっただけで嬉しいんだから!!」

ゼロ「ダメだダメだ!! 納得は全てにおいて優先する!!」

カレン「うわぁめんどくさ……」

ゼロ「というわけだからカレン、考えるだけの時間が欲しい。少し待ってくれないか」

カレン「この状況で待てってのも……」

ゼロ「仕方ないだろう、色々あって思考もまとまらないんだ!!」

カレン「あ……そうか、そうだよね……C.C.とナナリーの事、それにシャーリーも亡くなったって聞いたし……」

ゼロ「……!! そうか、知っていたか……」

カレン「……わかった、待つわ……でも、少しだけだよ?」

ゼロ「ありがとう、カレン!!」

カレン「どのくらいかかりそう?」

ゼロ「そうだな……5分、いや3分くらいでなんとか」

カレン「そう、それじゃ一旦気を落ち着けましょう! はい、深呼吸!! 吸って~」

ゼロ「(スウゥ~~~~~~ッ)」

カレン「吐いて~」

ゼロ「(ハアァ~~~~~~ッ)」

カレン「どう? 少しは落ち着いた?」

ゼロ「ああ、思考がクリアになった気がする!!」

カレン「あと、あまり難しく考えなくていいからね? イメージ的な答えでも十分だから」

ゼロ「何!? それではせっかく150程度に減ってたパターンがまた5000以上に増えてしまう!!」

カレン「(そうだ、こーいうやつだった)……好きに考えなさい!! んじゃそろそろOK!?」

~ヒソヒソ話終了~


カレン「落ち着いて考えれば大丈夫だから、あなたは出来る子だから!!」

ゼロ「わかった、では俺は検証に入る!!」

千葉「何をやってるんだあの二人は? この状況でヒソヒソ話こんだりして」

藤堂「突然深呼吸など、意味が……」

カレン「みんな!!!!」

一同「「「!?」」」

カレン「チャージドタイムアウト、ゼロ!!」シュピッ

一同「「「」」」

扇「カレン、いきなり何を言っている!?」

カレン「だから正式にタイムの申し入れをしたんです!!」

千葉「言ってられる状況か!! 囲まれてるの判るだろう!?」

カレン「だって彼にも考える時間ぐらいあったっていいでしょ!? 言う事ないのか~とかいいながら銃突きつけて、言わせる気すらないじゃない!!」

玉城「いやそうだけどさぁ、少しは読もうぜ空気?」

カレン「あんたに言われるのだけは心外ねぇ!!」

藤堂「落ち着け紅月君。君がそこを離れれば済む話だぞ?」

カレン「ダ~メ~で~す!! 彼は今すっっっごく大事な事考えてるんだからぁ!!」

ゼロ「……」ブツブツ(うつむきながら思案中)

扇「大事な事って何だ!? どうせここから逃げ出す算段だろう!!」

カレン「違います~!! その……プライベートな事だから、ここで言うわけには……」モジモジ