ルルーシュ「さて、床で寝るか」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:コードギアス

中編作品 (7649字)

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作品タグ: SS

C.C.「何?」

ルル「床で寝る、と言ったんだ」

C.C.「今まではソファで寝ていたじゃないか」

ルル「『男は床で寝ろ』と言ったのはお前だろう」

C.C.「確かにそうだが……」

ルル「……俺はようやく手に入れた」

ルル「この――布団という名の寝具をな!」

C.C.「布団? 一体何だそれは」

ルル「お前には関係ないだろう」

C.C.「……ふん、それもそうだな」

ルル「ククク……太陽の光を浴びてふかふかになっているな……!」

C.C.「ほう? 少し触らs」

ルル「断る」

C.C.「……」

ルル「C.C.、お前は自分の寝具を他人に触らせたいのか?」

C.C.「私にそんな趣味は無い」

ルル「俺にもそんな趣味は無い。だから、触らせるわけにはいかない」

C.C.「……まあいい」

ルル「フハハハッ……これが太陽の香りというやつか……!」

C.C.「太陽の? どれ、少しだk」

ルル「断る」

C.C.「……」

ルル「C.C.、お前は自分の寝具の匂いを他人に嗅がせるか?」

C.C.「させるわけがないだろう」

ルル「俺も同じだ」

C.C.「……まあ、いい」

ルル「お前はベッドで、俺は床で布団で」

ルル「――これこそ、お前の望んでいたものだろう?」

C.C.「……さあな」

ルル「布団……スザクの家で使ったのが最後か」

C.C.「ふむ、前にも使ったことがあるのか」

ルル「まあな。その時の素晴らしい寝心地は今でも鮮明に思い出せる」

C.C.「……そんなに布団とは良いものなのか?」

ルル「ベッドも素晴らしい。だが、布団はそれとは違った良さがあるのは確かだ」

C.C.「……なあ」

ルル「断る」

C.C.「……」

ルル「――まずは敷布団」

いそいそ

ルル「……ククク、我ながら完璧なレイアウトだ」

ルル「この地点は、周辺にテーブルも配置されている」

ルル「さらに、トイレへ至る経路には障害物が無いのも良い」

C.C.「……」

ルル「――作戦の第一ステージはクリアー」

ルル「――続いて第二ステージ」

いそいそ

ルル「第二ステージは敷布団にシーツをかける作業……」

ルル「……だが、この作業は慎重にやらなければならない」

C.C.「ほう、何故だ?」

ルル「シーツがピシッとかけられていないと、寝返りをうった時にシーツがめくれていってしまう恐れがある……!」

C.C.「ふむ」

ルル「そのため、フェーズ1では足側のポイントでシーツを固定する」

C.C.「足側から? 頭側からではダメなのか?」

ルル「愚問だな」

ルル「最初に布団に寝転がった時、布団と完全に密着していなかったシーツがフワリとする感触が楽しめん」

C.C.「……よくわからないな」

ルル「わからないならそれで良い。お前はベッドで寝るんだからな」

C.C.「……」

ルル「――目標地点に到達」

ルル「これより、シーツの足側を固定する作業にうつる」

いそいそ

ルル「……!」

C.C.「……なあ、ルr」

ルル「っ! 話しかけるな!」

C.C.「……」

ルル「……!」

いそいそ

ルル「……フハハハッ! 我ながら素晴らしい出来栄えだ!」

ルル「――続いてフェーズ2へ」

C.C.「次はどうするんだ?」

ルル「フェーズ2では、頭側のシーツを固定する」

C.C.「……なんだ、またチマチマした作業か」

ルル「違うなC.C.。その考えは間違っているぞ」

C.C.「何?」

ルル「頭側のシーツをかけるのに求められるのは、慎重さでなく――大胆さだ」

C.C.「大胆さ?」

ルル「見ていればわかる」

すっ…

C.C.「? シーツの端を握って何を――」

ルル「ふんっ!」

フワアッ……!

C.C.「おおっ……!」

ルル「空気を取り込むように、シーツを大きく展開させ左翼、右翼から一気に攻める」

ルル「フェーズ2終了……第二ステージもクリアーされた」

ルル「――第三ステージは掛け布団の準備……だが」

C.C.「? 何かあったのか」

ルル「……この作業は、俺の手に負えるものではない」

ルル「掛け布団は柔らかく繊細だ」

ルル「俺自身が手を下せば、取り込んだ太陽の匂いを逃がしてしまう」

C.C.「ふふっ、それで?」

ルル「――掛け布団にシーツを被せるのは、咲世子にやって貰った」

C.C.「……」

ルル「――敷布団に掛け布団が揃った」

C.C.「あと必要なのは……枕か」

ルル「その通り。さすがC.C.、俺の共犯者だ」

C.C.「まあな」

C.C.「それで? 枕はどこにある?」

ルル「慌てるな。この日のために特注のものを取り寄せてある」

C.C.「……本気、らしいな」

ルル「そろそろ届くはずだ」