銀時「CRお通……へえ、新台入荷ねえ」

著者:2chSSまとめ

カテゴリ:銀魂

長編作品 (14356字)

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作品タグ: SS

パチンコ屋

銀時「……」パチンパチン

長谷川「……」パチンパチン

リーチ!

長谷川「お、きたきたきたー!」

銀時「ああ、ダメだねそりゃあ。全く熱くないダメダメリーチだよ。まるで誰かさんみたいに鳴かず飛ばずだよ」

長谷川「おいおい銀さん、お互い負けがこんでるからってやる気奪うような事は言わないでくれよー」

銀時「んな事言ったってよ……あー、ダメだ。終わり終わり」

ピキーン!ザンネン!

長谷川「ああっ……外れたぁ……」

銀時「だーから言ったろ。ダメダメリーチだって」

長谷川「少しぐらい夢見てもいいだろぉ……」

銀時「んな事言ってもなぁ……」

二人「ハァ……」

銀時「ああっ、ダメだダメだ。こんな時は大人しくショ○ベンして帰るのが一番だ」

長谷川「あ、ま、待ってくれよ銀さん。俺も行く!」

トイレ

銀時「……ちっ、男の股間にはこんな豪華な金の玉が出てるってとによ」チョロロロ

長谷川「銀の玉出す方が難しい、ってな」チョロロロ

銀時「ったく、なんかこうパーッと大勝できる台でもないもんかねぇ」

長谷川「大勝かぁ……お、そういえば明日確か新台入れ替えじゃなかったっけ?」

銀時「新台?」

長谷川「えーっと、ほらそこの壁に貼ってあるポスター。明日の日付だろ?」

銀時「お、ホントだ。何なに……」

『新台入れ替え!ついに出た、CRお通!大量導入!』

銀時「……ってなんだぁ、CRお通ぅぅ?」

長谷川「そうだそうだ思い出した。確かお通ちゃんがパチンコになるって週刊誌に書いてあったなぁ!」

銀時「アイドルパチンコねぇ」

長谷川「なあ銀さん、これに一勝負掛けてみねえか!?」

銀時「おいおい、さっき盛大に激アツリーチとダメダメリーチ外したの忘れたの?打ちたくともマネーがなきゃ打てないよちみぃ」

銀時「大体アイドルパチンコなんてのはファンから金搾り取るためだけに作られた台なんだから、まともに当たるわけねーだろ」

長谷川「えぇ、そうかなー?でもほら、スペックだって最近のにしちゃ甘いと思うぜ?」

銀時「ダメダメ、スペックなんてあてになるかっての。おじさんG○ROが399回転に当たってるの見たことないよぉ?」

長谷川「そりゃあ極端な例だろうけどさぁ……」

銀時「まあ、とにかくだ。無い袖は振れねえよ。ほら、行こうぜ」スタスタ

長谷川「うーん、悪い話じゃないと思うけどなぁ……」スタスタ

銀時「まあ、あんなの打ちたいのは新台好きの根っからのパチ○カスか、チ○コで萌え萌えーしたいオタクくらいじゃねえの?」ポリポリ

長谷川「おいおい、そりゃあ言い過ぎだって。特にオタクがチ○カスみたいな塊だなんて」

銀時「いやあ案外有り得るって。たかだかアイドル追っかけたいがためにチ○コ打っちゃうオタクだって……」

長谷川「いやぁ、まさかそんな。パチンコたぜ?そんな人種が来るもんでも……」

ウィーンアリガトウゴザイマシター

銀時「だよなあ、そんな人種が……」

新八「おらそこぉ!並んでいる列を乱すなぁ!必要以上に道路にはみ出すんじゃねええええ!」

親衛隊「す、すんませーん!」

新八「……ったく。これだから新人は……」ブツブツ

二人(そんな人種一番身近にいたぁぁあああ!)

銀時(ち、ちょっと何あれ。列作っちゃってるよ列!まだ正午過ぎだよ、ランチタイムのマックだってあんな行列つくんないよ!)ヒソヒソ

長谷川(すっげーなー。あれ、もしかして明日のために並んでるの?)ヒソヒソ

銀時(ば、バカ言ってんじゃないよ。新台入れ替えはあ、明日だろ。今からじゃあ開店まで何時間並ぶと思ってんだよ)ヒソヒソ

銀時(き、きっとアレだよアレ。あそこだけドラクエ3の発売日なんだよ。一種のタイムスリップだよ、異空間なんだよ)

新八「明日の午前9時!お通ちゃんのハートをガッチリキャッチすルネッサンス文化ー!」

親衛隊『ぶんかぁああああ!』

二人『ほ、本気だ奴ら……』

銀時「……コホン、ああ、もしもし新八くん」ポン

新八「……ってああ、銀さんじゃないですか。またパチンコ屋の前でウロウロですか。ダメですよお金無駄に使っちゃあ」

銀時「今だけは一番君に言われたくないわー。で、こんなとこで何してるわけよ、え?ま、大体想像つくけどよ」

新八「いやぁ、明日は記念すべきお通ちゃんのパチンコデビューですからね。いの一番にお通ちゃんに会うために親衛隊としてこうして場所取りを……」

銀時「場所取りったってまだ丸一日あるだろ?ぶっちゃけ疲れね?」

新八「いえ、徹夜なんて親衛隊にとっては何ともありませんから。そうだよな、おまえらぁああ!!」

親衛隊『おおおおぉぉお!!』

銀時「……ったく、よくやるよ」

新八「ふふっ、でもこうして並んだお陰で堂々の一番ですからね。あとは明日になれば……このお通ちゃんに会えるんですよぉ!」ビシィ

長谷川「お、なんだもう看板立ってたんだ。さっきは気づかなかったよ」

銀時「なになに……えっと、『CRお通いよいよ明日稼働しマンゴスチ……トッシー予約済』?」

銀時「おぃぃ、なにこの変な張り紙はー?」

新八「トッシーって……まさか……!?」

プークスクス

新八「!」

銀時「お、お前は……!」

トッシー「ふ、ふ、ふひひっ」

トッシー「ちょっと待って欲しいでござるよ志村氏……その張り紙の通り……先頭はこのトッシーが予約済みとなって候」クスクス

新八「な……!ば、バカな!認めない、こんな張り紙一つで予約なんて!」

トッシー「ブークスクス、吾輩はもう三日も前から店長に交渉済でごさる。その証拠に……ほら」ピラッ

新八「こ、これは店長の『承認』判子……!」

トッシー「ククク……というわけで、今から並ぶので」クスクス

銀時「まぁた面倒な奴が……」

タカチン「し、新ちゃん……どうするよ」

新八「どうするもなにも……先に並ばれていたんじゃどうしようもない。それはマナーであり……掟(ルール)だ」

トッシー「さすが志村氏、では遠慮なく先頭へ……プークスクス」スッ

新八「くそっ!くそっ!くそっ!」ダンダン

銀時「……まあぱっつぁんよ。そんなに怒るなよ。先に並ばれようがなんだろうがようはアタリ引きゃあいいんだからよ」

新八「ダメなんですよ、それだけじゃあ!この店で一番に当たりを引かないと!」

長谷川「へえ、なんでまた?」

新八「……ほら、ここに書いてあるでしょう。限定サイン入り生写真プレゼント……って」

長谷川「へえ、そんなイベントもあんだねぇ」

トッシー「もし僕がそれを当てたら家宝にすらので、クスクスクス」

新八「そうはさせない!!お通ちゃんのサインは僕の物だ!」

トッシー「拙者のでござる!」

新八「僕のだ!」

拙者の!

僕の!

ギャーギャー

銀時「……」

銀時「なあ長谷川さんよ。こいつはいいチャンスかもしれねえぜ」

長谷川「え、何がだよ銀さん?」

銀時「俺たちが先にサイン取っちまえがこいつらに高値で売れるかもしれねえだろ?」

長谷川「ははぁ、確かに。一枚限定なら喉から手が出るほど欲しいだろうからな」

長谷川「だ、だけどよ銀さん。打つ金はどうすんだよ?俺たちもうスッカラカンのオケラで、とてもとても……」

銀時「なーに簡単だって。要は最初に当たり引けばいいんだ。そんな大層な金額はいらねえよ。最初打てるだけの金でいいんだって」

長谷川「なるほど……」